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経験して分かったKindle出版:1冊目のKindleまでのチャレンジと挫折

Kindle出版

2000年頃だと思いますが、個人で出版する手段として自費出版以外に、電子書籍という選択肢が増え、AmazonからはKindleが登場しました。

これまでにも何度かKindle出版について調べたり、Google先生やKindle出版について書かれたKindle本を読んだりして、こんどこそやってみようと取り組んだこともあったのですが、Kindleという形になることはありませんでした。

その後、ブログをはじめることで、投稿記事をベースにしてKindle出版ができることに気づき、現在は5冊のKindle(Kindleペーパーブックを含む)を販売しています。

ここでは、1冊目のKindle本を完成させるまでの、チャレンジや挫折などについてまとめています。

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Kindle本完成に必要な重要なこと:何のために本を書くのか

Kindle出版は、電子書籍というモノづくりの1つと考えています。

完成させるために必要で重要なことは、

何のために本を書くのか?

ということです。

当たり前のことですが、何のために本を書くのか、Kindleを作るのかがはっきりしていないと、完成時期が先に延びてしまいます。

私の場合は、次のテーマの本を出版したいという気持ちが・・・

振動解析の実験とシミュレーション

原稿作成などを進めていると、疲れたり、挫けそうになったりすることがあります。そんな時に初心に帰るきっかけになるのが、「何のために本を書くのか?」というこを自らに問い確認することです。

「何のために」の部分が弱かったり、具体的になっていないと、ついつい大変だったり面倒だと思い先に延ばしてしまいます。

こうして、しばらく放置、またやってみるかと最初に戻ることを繰り返してしまいます。

Kindle出版にむけ背中を押してくれたこと

電子書籍もKindleが出たばかりの頃は、電子出版が個人でもできるようになったのは確かでしたが、ファイル形式1つとっても難しいというよりは、面倒で手間がかかりました。

電子書籍は、AmazonのKindle以外にもありますが、最大手はAmazonですし、出版後を含めてメリットや手間を考えると、私の場合はAmazonのKindle一択でした。

なお、紙の本は、推敲・校正が大変で手間がかかることを博士論文で経験していました。複数の論文をつなぎ、まえがき(「はじめに」の部分)を形にするまで苦労したことを思い出します。

さて、出版作業(原稿作成作業)を振り返ってみると、PCの普及など時代が進むにつれ、電子書籍を個人で出版する敷居が低くなっていきました。

  • リリース初期のKindleは、原稿を電子書籍用のファイル形式に変換する必要がありましたが、修正や変更があるとKindle用のファイルに加え、返還前のファイルも修正しておかないと後で大変になるなど手間がかかりました。
  • 現在のKDP(kindle direct publishing)では、ワード形式のファイルでも自動変換してそのまま使えるので、変更・修正作業はワードのファイルだけでよく、その分本文作成に注力できます。

さらに、Kindle出版が便利になっている間に、

  • ブログで本にしたいテーマについての投稿をはじめていたため、書籍の材料として投稿ページの原稿を使える。

ようになっていました。

これは、本の原稿を1回見直すことにもなり、

  • 投稿記事を中心に書籍全体の構成を整理しやすくなっていた。

のは、1冊の本としてまとめる場合に、投稿記事をまとめて章立てにするなど、まとめる本の全体をつかむのに大きなメリットとなりました。

なお、KDPの情報については、Google先生に聞くこともありますが、AmazonのKDPのヘルプが充実していると思います。

Kindleの本文以外の作業

本のテーマに関する記事をブログとしてまとめていたので、Kindleの本文の原稿を準備することができました。

本としてまとめるために必要な本文以外に必要なものを以下に列挙します。

  • 表紙
  • はじめに、おわりに、奥付
  • 本の紹介文

この中で、思っていた以上に作業が進まなかったのが表紙です。

表紙のデザイン、本のタイトルとキャッチコピーについて考え始めると、時間を作り考えようとしてもなかなかまとまりませんでした。

そこで、表紙のデザイン、本のタイトルとキャッチコピーについては、思いついたこと(アイディアやヒント)はメモ(Google Keep)に記録するだけとし、以下のものをとりあえず形にすることにしました。

  • はじめに
  • おわりに
  • 奥付
  • 紹介文

はじめに等を優先した理由は、以下の通りです。

  • 形にしないと、「できていない」ことを意識してしまう。
  • 後日、修正が必要になってもボリューム的にはそれほど大きくないので対応が容易である。

1冊目のKindle本を出版できた理由

Kindle本を出版できた理由は、本としての質を上げようと頑張りはしましたが、正直なところ限界がありますし、これで完成という明確な基準があるわけでもありません。

特に本文など文章は、ある程度のところで完成とさせられたのですが、表紙のデザインはそれこそ正解がないため、いつまでたってもイメージできず、形になりませんでした。

そこで、表紙については次のことを決めて作成しました。

  • 表紙のデザインは、ブログのアイキャッチ画像を参考にして、凝らないことに決めました。
  • 原稿の仕上がり具合から期限を切る。
  • 期限の時点で、「これでいいか」と妥協できるか判断する。

最後の一押しになったこと

こうして、表紙を含めたKindle本に必要なデータ(ファイル)の最終仕上げに取りかかりまいした。

はじめてのKindle本の時は、3連休を使い勢いをつけて仕上げ作業を行い、あとはKDPで申請するだけまで準備しました。

ここまできても、もう一度チェックしようという思いが残っていたというか、KDP申請にためらいがあったため、さらに、1週間時間をおいて加筆や修正が必要あるか判断することにしました。

そして、1週間後、結局この1週間何もしていないし、何かできそうなこともないため、KDPに申請しました。

最終的には、ブログを読んでくださる方がいるという事実が、私の背中を押してくれたとのだと思っています。

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まとめ

これまでにも何度かKindle出版について調べたり、Google先生やKindleについての本を読んだりして、こんどこそやってみようと取り組んだこともありましたがKindleという形になることはありませんでした。

その後、ブログをはじめることで、投稿記事をベースにしてKindle出版ができることに気づき、現在は5冊のKindle(Kindleペーパーブックを含む)を販売しています。

ここでは、1冊目のKindle本を完成させるまでの、チャレンジや挫折などについて以下の項目で説明しました。

  • Kindle本完成に必要な重要なこと:何のために本を書くのか
  • Kindle出版にむけ背中を押してくれたこと
  • Kindleの本文以外の作業
  • 1冊目のKindle本を出版できた理由
    • 最後の一押しになったこと
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