おかげ様で、Kindle本はISO(品質管理)関連で4冊、実験とCAE関連で2冊出版することができました。
サービスとしては以前からあったようですが、2024年8月頃にAmazon A+ コンテンツという機能があることに気づきました。
Amazon A+ コンテンツとは、Amazonの商品ページで類似製品を一覧表で表示したり、写真を使った詳しい商品紹介のことです。
ここでは、関連性のある複数のKindle本を比べるために、Amazon A+ コンテンツの作り方を説明します。
Amazon A+ コンテンツとは
Amazon A+ コンテンツとは、Amazonの商品ページに掲載される追加情報です。
この追加情報は、画像を使ったブランドイメージや商品紹介、比較表などのことです。
有料版と無料版とがありますが、まず、無料版で自著のKindle本の比較表を作ることにしました。
複数のKindle本がある場合、表紙画像と本の概要(文章)を準備するだけで、比較表を作ることができます。
比較表を作ると、複数の本の存在と違いが分かりやすくなるメリットがあります。
作成したAmazon A+ コンテンツは、審査を受けて合格後掲載されるようになります。
Amazon A+ コンテンツの作り方
Amazon A+ コンテンツに使用する写真などの画像データ、紹介文などのテキストを準備します。
私の場合、自著のKindle本の比較表を掲載することにしました。
準備する画像は、Kindleの表紙としますが、サイズが150×300となっていますので、表紙の上下の余白を広げた画像としています。
当初は、シンプルな画像を作ろうと思っていたのですが、比較するのがKindle本なので、その必要性は薄いと考え、表紙データを流用しました。
比較表の作り方は、改めて説明する必要はないほど簡単だと思います。
比較表で注意した点は、以下の通りです。
- 画像データ:
画像は、Kindle本の表紙データを流用しました。縦と横の比率は、縦方向に余白を追加しています。
- テキスト(説明文)
使用するテキスト(説明文)は、よく考えて文字数を抑え、比較する本ごとでモズ数が同程度になるように努力しました。
下図は、ISO関連のKindle本のAmazonでの表示例です。
- 下図の4冊のKindle本の比較表は、各本毎の表内の順番は同一として、色付けする部分のみ変更しています。
- 概要説明は、書籍説明がもとからありますので、もう少しシンプルにした方がよさそうですが、文章を短くするのは難しいです。
図1 AmazonでのKindle本のAmazon A+ コンテンツの比較表
Amazon A+ コンテンツの申請から掲載まで
ISO関連とCAE関連のKindle本のAmazon A+ コンテンツについて、申請後から出来事について説明します。
Amazon A+ コンテンツの申請から掲載までは、問題なければ即日の様です。
正直なところ、申請してから問題なければ、速やかに掲載されます。
以下、Kindle本4冊のシリーズと2冊のシリーズのAmazon A+ コンテンツ作成から掲載について説明します。
コンテンツ作成から掲載までのプロセス
作業プロセスは、次の通りです。
- コンテンツ作成(この場合は比較表を選んで作りました。)
- ASIN適用(Kindle本のASINを設定します。)
- コンテンツが完成したら申請
- 承認されると掲載されます。
Kindle本4冊のAmazon A+ コンテンツの比較表
下図は、モバイル版のISO関連のKindle本4冊のコンテンツ作成から掲載までのプロセスと、プレビューの画像です。
画像(Kindle本の表紙データを流用しました)と概要(説明文)を準備するだけで、それっぽい比較表ができてしまいました。
- 「ISO内部監査の取扱説明書」のA+ コンテンツです。
図2-1 ISO関連のKindle本4冊の場合:モバイル
下図は、デスクトップ版のISO関連のKindle本4冊のコンテンツ作成から掲載までのプロセスと、プレビューの画像です。
図2-2 ISO関連のKindle本4冊の場合:デスクトップ
Kindle本2冊のAmazon A+ コンテンツの比較表
下図は、モバイル版のCAE関連のKindle本2冊のコンテンツ作成から掲載までのプロセスと、プレビューの画像です。
- 「FreeCADではじめるCAE設計入門」のA+ コンテンツです。
図3-1 CAE関連のKindle本2冊の場合:モバイル
下図は、デスクトップ版のCAE関連のKindle本2冊のコンテンツ作成から掲載までのプロセスと、プレビューの画像です。
図3-1 CAE関連のKindle本2冊の場合:モバイル
下図は、デスクトップ版のISO関連のKindle本4冊のコンテンツ作成から掲載までのプロセスと、プレビューの画像です。
Amazon A+ コンテンツ作成での失敗
完成すれば、「簡単につくれたな。」と思うAmazon A+ コンテンツですが、はじめての作業なので、失敗もありました。
振り返ってみれば当たり前のことではあるのですが、1つのAmazon A+ コンテンツを複数のKindle本で共用できると思い込んでいて、なかなか掲載されなかったのです。
もしかして、「Kindle本1冊ごとに、Amazon A+ コンテンツを作る」必要があるのではないかと気づいたのは、次のことがあったからです。
同じ様なAmazon A+ コンテンツの比較表を作ったのですが、
- 2冊のAmazon A+ コンテンツは、申請後速やかに掲載された。
- 4冊のAmazon A+ コンテンツは、申請したがレビューが終わらない。
という状況になり、Google先生に聞いたり、Amazon A+ コンテンツのヘルプを見たり、考えたりしているうちに、
- Amazon A+ コンテンツは、1冊のKindle本に対し1つ作る。
のではないかと言うことに気づきました。
ということで、Kindle本毎にAmazon A+ コンテンツを作成したところ、申請後速やかに掲載されました。
Kindle本のページに比較表を追加したのだから、当たり前と言えば当たり前のことでした。
Amazon A+ コンテンツを作成するにあたり、一通り調べてはいたのですが、思っていたより簡単に作れそうだと思ったものの、結果的に試行錯誤で何とかなりました。
まとめ
ISO(品質管理)関連で4冊、実験とCAE関連で2冊の計6冊のKindle本を出版しています。
2024年8月頃、Amazonの商品ページで類似製品を一覧表で表示したり、写真を使った詳しい商品紹介ができる、「Amazon A+ コンテンツ」という機能があることに気づきました。
ここでは、複数のKindle本を比較できる、Amazon A+ コンテンツの比較表について、以下の項目でを説明しました。
- Amazon A+ コンテンツとは
- Amazon A+ コンテンツの作り方
- Amazon A+ コンテンツの申請から掲載まで
- コンテンツ作成から掲載までのプロセス
- Kindle本4冊のAmazon A+ コンテンツの比較表
- Kindle本2冊のAmazon A+ コンテンツの比較表
- Amazon A+ コンテンツ作成での失敗