Kindleは電子書籍で、Kindleペーパーバックは紙の本です。
これまで7冊のKindle本を出版してきましたが、Kindleペーパーバックの著者用コピーは、実は優れたサービスなのではないかと言うことに気づきました。
Kindleペーパーバックは、Amazonでの販売用の他に、著者向けに、
- レイアウト確認などの校正に使うKindleペーパーバックの校正刷り
- Kindleペーパーバックの著者用コピー
の2種類のKindleペーパーバックがあります。
ここでは、意外に便利というレベルではなく、もしかすると画期的なサービスかもしれないKindleペーパーバックの著者用コピーについて説明します。
Kindleペーパーバックと校正刷り
まずは、Kindleペーパーバックと校正刷りについて説明します。
Kindleペーパーバックは、出版前のテストコピーです。
私は、Kindleペーパーバックはリアルな紙の書籍なので、販売開始前に、文字の大きさやレイアウトの確認のため、校正刷りを購入して確認しています。
- Kindle(電子書籍)は、KDPでの登録作業の中でのチェックのみです。
Kindleペーパーバックの校正刷りは、下図の様に、表紙に「Not for Resale(校正刷り: 再販禁止)」という透かしが入っています。
- バーコードが印刷されていますが、ISBN は印刷されていません。
図 Kindleペーパーバックの校正刷りの例

はじめてKindleペーパーバックを作った時には、本の大きさ、文字の大きさ、余白、見やすさなど、決めるのが難しいけれど決めなければいけないことが多く、悩みながら決めていったことを思い出します。
Kindleペーパーバックの著者用コピー
Kindleペーパーバックの著者用コピーは、Amazonで販売中のKindle本を印刷したものです。
販売されているKindleペーパーバックとは、以下のような違いがありますが、最大の特徴は、
- 印刷コストで購入可能(つまり、販売価格より安く購入できる)
ことです。
注意点を以下に列挙しますが、プレゼントやセミナーなどでの配布資料にする場合には、とても魅力的なサービスです。
- 校正刷りまたは著者用コピーの購入に対するロイヤリティはなし。
- 校正刷りまたは著者用コピーの注文は、KDPレポートに表示されない。なお、過去の注文は、Amazon注文履歴で確認できます。
著者用コピーのメリット
著者用コピーは、次のような場合に使うことができる著者が利用できるサービスです。
- 趣味で作った本を知人にプレゼントする。
- 自分用に紙の本を作る(自力出版)。
- セミナー配布資料にする。
自費出版の場合、初版分はある程度の量を購入することになりますが、著者用コピーは必要部数だけ購入することができます。
もちろん、必要な時に必要数追加することもできます。
著者なら印刷コストで紙の本を入手できるKindleペーパーバックの著者用コピー、興味をもたれたら、Kindle出版に取り組んでみてはいかがでしょうか?
また、Kindleペーパーバックの著者用コピーは、自費出版を検討されている方にとっても手段の1つになると思います。
まとめ
Kindleは電子書籍で、Kindleペーパーバックは紙の本です。
Kindleペーパーバックは、Amazonでの販売用の他に、
- レイアウト確認などの校正に使うKindleペーパーバックの校正刷り
- Kindleペーパーバックの著者用コピー
の2種類のKindleペーパーバックがあります。
これまで7冊のKindle本を出版してきましたが、意外に便利というレベルではなく、もしかすると画期的なサービスかもしれないKindleペーパーバックの著者用コピーについて、以下の項目で説明しました。
- Kindleペーパーバックと校正刷り
- Kindleペーパーバックの著者用コピー
- 著者用コピーのメリット