10年以上使っているリビングチェア、合皮だった座面が傷んできたら布をかぶせて使ってきましたが、さすがにクッションがへたってきています。
今は座面の張り替えセットが通販で買えるので、そのうちやろうと思いつつ3年目、2025年の夏休みは長くとれたので、7月に張り替えの材料と道具を準備して張り替えました。

がんばれば1日で3脚終わるだろうと思っていたのですが、実際にやってみると(私の不器用さもありますが)1日1脚がやっとでした。
そんな私のリビングチェアの座面張り替えについて説明します。

仕上がり具合(見た目)を無視すれば、形にはなったので私としては十分満足できる出来映えとなりました。
必要な道具
今回張り替えたのは、私と家族の分を含め全3脚です。

道具は、ケガをしないためにも準備することをおすすめします。
リビングチェアの張り替えに使った工具などを紹介します。
最も大変だった作業は座面の生地はがし
椅子の座面の張り替えを3脚やってみて、もっとも大変だった作業は、
(座面の生地をはがす)=(タッカーの針を抜く)
でした。
あせると、ピン抜きが座面のタッカーにかからず滑ったりして危ないので、あせらず淡々と外していきました。

タッカーをピン抜きで起こす際にピン抜きが滑りケガをしそうになりましたが、手袋をしていたのでケガにならずに済みました。
座面から外せずに残ったタッカーの針も危ないので、金づちで打ち込みます。

ペンチでつかめない針の残りをがんばって外そうとすると、座面の板そのものを傷つけることになるので、金づちで打ち込みました。
座面から古い生地をはがす
座面はイスにねじ止めされているので外します。
- プラスドライバー:イスに固定されている座面を外す。
座面から古い生地やウレタンを外すために使った工具などは、次の通りです。
- ピン抜き:座面のタッカーを抜きます。下図のピン抜きを購入しました。
- ピン抜きで起こして、最後はペンチで抜きました。

工具:ピン抜き
図1 工具:ピン抜き
- ペンチ:座面のタッカーを抜くのに使います。
- 金づち:座面に残ったタッカーを打ち込んで引っ掛からないようにします。
- 作業用手袋:座面のタッカーを外す際に安全のために必要です。
- カッターナイフ:座面に残ったウレタンを削りとります。
材料を準備する
材料をカットするために使った工具などは、次の通りです。
- マジック:ウレタンを座面の形にカットする際に切るラインを描きます。
- カッターナイフ:ウレタンや生地などをカットします。
座面に新しい生地を張る
座面から古い生地やウレタンを外すために使った工具などは、次の通りです。
- タッカー:百円ショップで300円でした。タッカーの針は、外したものより弱く折れやすかったです。
座面をイスにねじ止めします。
- プラスドライバー:イスに固定されている座面を外す。
- きり:取付ねじの1本は木ねじではなかったので、座面取付用のねじ穴を空けます。残り2本の取付ねじは木ねじだったので穴開け不要でした。
必要な材料
購入した張り替えセット(表生地、ウレタン、チップウレタン、不織布)の梱包は丁寧でした。
下図は、購入したウレタンとチッププレタンの写真です。
- サイズは、レギュラーとワイドがあり、ワイドを購入しました。

材料:ウレタン(白)とチップウレタン
図2-1 材料:ウレタン(白)とチップウレタン
下図は、座面用の生地(キャンバス、無地)と不織布(黒)の写真です。
- 生地と不織布は、上図のウレタンとチップウレタンの上に置いています。
- 座面用布と不織布は折れ目がつかないように梱包されていました。
- 座面用布には、下図右下の様にマーキングがあります。
- マーキングの面が裏で、矢印が生地の方向性を示しています。
- 生地は、レザー(合皮)かキャンバスがお手頃価格ですが、他にもあります。
図2-2 材料:座面用布と座面下側用不織
つくり方:張り替え
イスの張り替え方法の説明書が付属していましたので、これを見ながら作りました。
- 購入先のWebサイトでは、わかりやすい張り替え方法の説明ページと動画もありますので、ご参照ください。
下図は、座面の張り替えが終わった私のリビング用イスです。
- 背もたれの部分は、DIYでは無理なので座面のみ張り替えました。

座面の張り替えを終えた自分のイス
図3 座面の張り替えを終えた自分のイス
3脚の張り替えを終えて
自分のイスからはじめて、3脚張り替えました。
1日目に自分のイス、2日目に妻のイス、1日あけて4日目に息子のイスを張り替えました。
作業が大変なのは
作業が大変なのは、次の2点です。
- タッカーの針外し(ピン抜きなどの工具は必須、安全のため手袋も必須です。)
- 座面の板にウレタンが張り付いていて、きれいにはがすのに時間がかかりました。大型カッターで削りました。
作業が難しいのは
作業が難しいのは、
- 座面の板にタッカーで止める作業
- 一人が押さえて、もう一人がタッカーを打つようにして、タッカーを密に打ち込むようにするときれいにはれますが、外すのが大変なので妥協しました。
でした。
またやる?
ウレタンを張り替えてみてわかったのですが、座面の合板もそれなりに傷んでいました。
- イスとして使う分には問題が無いのでそのまま使いました。
リビングチェアを使っていて傷んでくるのは、座面の生地です。
また張り替えるとすれば、生地のみを張り替えることになると思います。
イスの座面を張り替える理由を列挙します。
- 新しいイスを買うよりは安上がり(作業の手間を除けば)
- 座面を張り替えればまだ使える。
- 長年使っているので愛着がある。

まだ使えるし、愛着もあるので、張り替えて使おうと思うのであろうと思います。
参考:材料購入先と作り方のリンク
イスの張替えの材料などの詳細のリンクです。
いすの張り替え方法のリンクです。動画もあります。
まとめ:タッカー針外しは忍耐力、仕上がりは技術しだい
10年以上使っているリビングチェア、合皮だった座面が傷んできたら布をかぶせて使ってきましたが、さすがにクッションがへたってきています。
座面の張り替えセットは通販で買えるので、そのうちやろうと思いつつ3年が過ぎ、2025年の夏休みは長くとれたので、7月に張り替えセットを準備して、張り替えました。
3脚張り替えた経験を含めて、リビングチェアの張り替え作業について以下の項目で説明しました。
- 必要な道具
- 最も大変だった作業は座面の生地はがし
- 座面から古い生地をはがす
- 材料を準備する
- 座面に新しい生地を張る
- 必要な材料
- つくり方:張り替え
- 3脚の張り替えを終えて
- 作業が大変なのは
- 作業が難しいのは
- またやる?
- 参考:材料購入先と作り方のリンク
- まとめ:タッカー針外しは忍耐力、仕上がりは技術しだい

座面のタッカーの針外しは、本当に大変でした。