2024年現在、人気のガンプラの入手は相変わらず難しいですが、改善はされているような感じがします。
なかなか入手できませんが、いつかは入手できるだろうと時々在庫チェックをしているのは次の5つのガンプラです。
- PG UNLEASHED RX-78-2 ガンダム
- MG Hi-νガンダム Ver.Ka
- PG RX-178 ガンダムMk-II A.E.U.G.
- MG フリーダムガンダム Ver.2.0
- MGSD ウイングガンダムゼロ EW
さて、
このブログでも紹介しているLEDキットで電飾できる「PG RX-0 ユニコーンガンダム」、LEDによる発光は赤色です。
これを使って緑色や青色の発光をさせられないかと調べてみました。
結論としてはできそうにもないのであきらめたのですが、色の3原色について調べたり、フルカラーLEDを使った点灯実験などをした結果について説明します。
ガンプラの透明ランナー
下図は、PG ユニコーンガンダムの透明ランナーの写真です。
「下図のBの赤色のクリアパーツに何色かのクリア塗装をしたら、緑色(クリアグリーン)や青色(クリアブルー)に近い色で発光するユニコーンガンダムにできないかな?」
と思い、3原色について調べはじめました。
図1 クリアパーツ:PG RX-0 ユニコーンガンダム
光の3原色と色の3原色との違い
色の重ね合わせについて調べていくと、3原色という言葉がでてきます。
そして、3原色には光の3原色(RGB)と色の3原色(CMYK)の2つがあります。
下図は、光の3原色(RGB)と色の3原色(CMYK)のイメージ図です。
- 下図左側が光の3原色(RGB)、下図右側が色の3原色(CMYK)です。
- 光の3原色も色の3原色も、色を重ねることでいろいろな色になります。
図2 光の3原色(RGB)と色の3原色(CMYK)
光の3原色(RGB)とは(LED)
光の3原色(RGB)は、
- Red(赤)
- Green(緑)
- Blue(青)
の3色が基本です。
3色重なると白色になります。
- 光の3原色の例には、LEDの光の色があります。
光の色は、RGBの各値を0から255までの256段階で表し、RGBの3つの値の組み合わせで色を表します。
下表は、赤、緑、青のRGB値の例です。
色 | Rの値 | Gの値 | Bの値 |
---|---|---|---|
赤(Red) | 255 | 0 | 0 |
緑(Green) | 0 | 255 | 0 |
青(Blue) | 0 | 0 | 255 |
下図は、LibreOffice 24.2の図形(シェイプ)の色を指定する画面です。
- 下図左から、赤、緑、青をRGBで設定しています。
図3 光の3原色(RGB)による色の設定例(その1)
参考までに、下図は白と黒の設定画面です。
- 下図左側は白(RGB全て255)、下図右側は黒(RGB全て0)です。
図3 光の3原色(RGB)による色の設定例(その2)
色の3原色(CMYK)とは(カラー印刷)
色の3原色(CMYK)は、
- シアン(Cyan)
- マゼンダ(Magenda)
- イエロー(Yellow)
の3色が基本で、3色が重なり合った部分が、黒(Black)になります。
- 色の3原色の例には、インクジェットプリンターなどによる紙へのカラー印刷の色があります。
色の3原色は、CMYKの各値を0から100までの101段階で表し、CMYKの4つの値の組み合わせで色を表します。
下表は、赤、緑、青のCMYK値の例です。
色 | Cの値 | Mの値 | Yの値 | Kの値 |
---|---|---|---|---|
シアン(Cyan) | 100 | 0 | 0 | 0 |
マゼンダ(Magenda) | 0 | 100 | 0 | 0 |
イエロー(Yellow) | 0 | 0 | 100 | 0 |
下図は、RGBと同様にLibreOffice 24.2の図形(シェイプ)の色を指定する画面です。
- 下図左から、シアン、マゼンダ、イエローをCMYKで設定しています。
図4 色の3原色(CMYK)による色の設定例
なお、インクジェットプリンターの4色インクは、シアン、マゼンダ、イエローの3色に、黒を加えた4色となっています。
理論的には、黒を覗く色でよいのですが、文字などの黒を印刷する場合には、3色を重ねた黒よりも、黒インクの方がきれいに印刷できるため4色となっているようです。
RGBとCMYKの変換
上述の、LibreOffice 24.2の図形(シェイプ)の色を指定する画面では、RGBとCMYKのどちらでも設定することが可能です。
しかし、CMYKからRGBへの変換は可能ですが、RGBからCMYKの変換は近似値となり元のCMYKに戻せない不可逆変換となっています。
フルカラーLEDによる光の3原色の実験
光の3原色の実験には、赤、緑、青の単色のLEDを使うのではなく、1個のLEDの中に3色LEDが組み込まれたフルカラーLEDを使います。
下図は、実験に使用したフルカラーREDの写真です。
図5 フルカラーLED
フルカラーLEDの点灯実験
光の3原色の実験結果について説明します。
- 色の3原色の理論に近い発色をフルカラーLEDを使った実験で確認することができました。
- LEDを点灯させた時の色が分かりにくいので、LEDの上にコピー用紙を載せて写真を撮っています。
- 目で見るとよく分かるのですが、写真では分かりにくくて申し訳ありません。
下図は、フルカラーLEDの赤、緑、青を1色ごと点灯させた写真です。
- RGBを指定して発光させています。
- 下図左から、赤、緑、青色です。
図6 フルカラーLED点灯例:単色
下図は、フルカラーLEDの赤、緑、青の3色中2色を同時に点灯させた写真です。
- 下図左は、「緑と青」でシアンです。
- 下図中央は、「赤と青」でマゼンダです。
- 下図右は、「赤と緑」で黄色です。
図7 フルカラーLED点灯例:2色同時点灯
下図は、フルカラーLEDの色を重ね合わせていった時の写真です。
下図左から「緑」、「緑+青」、「緑+青+赤」を点灯させた場合です。
- 下図左は、「緑」です。
- 下図中央は、「緑」に「青」を追加してシアンです。
- 下図右は、「緑と青」に、「赤」を追加して、白色です。
図7 フルカラーLED点灯例:重ね合わせ
参考:実際に使用した部品の紹介
購入の際は、秋月電子通商のホームページをご確認ください。
秋月電子通商<http://akizukidenshi.com/>
- 品名:RGBフルカラーLED 5mm OSTA5131A カソードコモン
- 通販コード:I-02476
- 価格(税込):1個 \50(2024年7月現在)
参考:色と配色の詳細
色と配色については、光と色の3原色は、発色方法としては、加法混色、減法混色といわれることや、彩度やトーンなど、ボリューム大ですが、以下のサイトが参考になりました。
参考にはしましたが、理解はできていません。色の世界も広く深いです。
まとめ
2024年現在、人気のガンプラの入手は相変わらず難しいですが、改善はされているような感じがします。
さて、このブログでも紹介しているLEDキットで電飾できる「PG RX-0 ユニコーンガンダム」、LEDによる発光は赤色です。これを使って緑色や青色の発光をさせられないかと調べてみました。
ここでは、色の3原色やフルカラーLEDを使った点灯実験などについて、以下の項目で説明しました。
- ガンプラの透明ランナー
- 光の3原色と色の3原色との違い
- 光の3原色(RGB)とは(LED)
- 色の3原色(CMYK)とは(カラー印刷)
- RGBとCMYKの変換
- フルカラーLEDによる光の3原色の実験
- フルカラーLEDの点灯実験
- 参考:実際に使用した部品の紹介
- 参考:色と配色の詳細