ガンプラとは、ガンダムのプラモデルのことです。
ガンプラはアニメの種類もその大きさも様々あり、お値段もピンキリです。
ガンプラに興味をもったら、自分で気に入ったガンプラを選び、取扱説明書(組立図)をみながら作ってみればよいと考えています。
ここでは、ガンプラの種類と博士好みのガンプラの選び方について説明します。
ガンプラの種類と選び方
ガンプラのはじめかたといっても、やることはシンプルで、
- 自分で気になった、作ってみたいと思ったガンプラを、自分のお財布と相談しながら選んで作る。
これにつきるのではないかと思います。
初代ガンダムは1979年に始まり、すでに40年が過ぎており、ガンダムのお話(アニメ)も様々なものが放映されています。
アニメ同様、ガンプラにも様々な種類があり、1つのガンダムの話でも様々な種類(大きさやグレード)のガンプラがあります。
ここでは、私が作ったことのあるガンプラの主な種類について説明します。
お台場ガンダム立像の感想
アニメの話(設定)ではありますが、ガンダムの実際の大きさは全高18(m)です。
ガンダムの全高18(m)は、6階建てのビルの高さに相当します。「6階建のビルが動く」と考えると、ワクワクしてきます。
下図は、お台場のガンダム立像の写真です。
- お台場のガンダム立像は見に行きましたが、すごい迫力でした。
- 2023年現在、お台場のガンダム立像はユニコーンガンダムですが、こちらもなかなかの迫力で、リアルなモノの持つ力強さのようなものを感じました。
図1-1 お台場ガンダム立像:初代ガンダム
下図は、お台場のユニコーン・ガンダム立像の写真です。
- ユニコーン・モードからデストロイ・モードへの変形機構の関係で、一部装甲の表現が今一つではありましたが、自分の目で実際に見ると気になりませんでした。
図1-2 お台場のガンダム立像:ユニコーン・ガンダム
ガンダムの大きさ(アニメでの設定)
ガンダムとユニコーン・ガンダムの実際の大きさ(全高)とガンプラのスケール(縮尺)毎の大きさを下表に示します。
ガンダムとユニコーン・ガンダムの全高を比べると、
- ユニコーン・ガンダムは、ガンダムより約10%大きい。
- ユニコーン・ガンダムは、デストロイ・モードになると、さらに約10%大きくなります。
スケール
(縮尺) |
1/1 | 1/60 | 1/100 | 1.144 |
---|---|---|---|---|
ガンダム | 18(m) | 30(cm) | 18(cm) | 約13(cm) |
ユニコーン・ガンダム | 19.7(m) | 約33(cm) | 約20(cm) | 約14(cm) |
ユニコーン・ガンダム
(デストロイ・モード) |
21.7(m) | 約36(cm) | 約22(cm) | 約15(cm) |
表1 ガンダムとガンプラの全高
ガンプラの主な種類
ガンプラを大きさ(縮尺)で分けると、主なガンプラの大きさは下表の様になります。
スケール
(縮尺) |
1/1 | 1/60 | 1/100 | 1.144 |
---|---|---|---|---|
ガンプラのシリーズ | 本物 | PG | MG | HG、RG |
ガンダム | 18(m) | 30(cm) | 18(cm) | 約13(cm) |
ユニコーン・ガンダム | 19.7(m) | 約33(cm) | 約20(cm) | 約14(cm) |
ユニコーン・ガンダム
(デストロイ・モード) |
21.7(m) | 約36(cm) | 約22(cm) | 約15(cm) |
表2 ガンダムとガンプラ(シリーズ別)の全高
以下、ガンプラの種類、PG、MG、HGとRGについて説明しますが、ガンプラを作るのが楽しい私の好みも含まれています。独断と偏見ともいえますのでご注意ください。
「ガンプラのどのシリーズからはじめればよいか」との質問については、まずはHGシリーズを作ってみることをおすすめしています。
HG(ハイグレード):1/144スケール
下図は、HGUCシリーズのフルアーマー・ユニコーン・ガンダムです。
- HGUCは、HG UNIVERSAL CENTURYの略で、HG同様1/144スケールです。
- 1/144スケールでは、ユニコーン・モードとデストロイ・モードが別の製品になっています。
- MGやPGのユニコーン・ガンダムは、ユニコーン・モードからデストロイ・モードに変形させることができます。
図2-1 HGUC:フルアーマー・ユニコーン・ガンダム
HGシリーズの特徴を列挙します。
- 1/144スケールは、最も一般的なガンプラのシリーズです。
- お手頃価格で種類も豊富です。ガンプラの話(アニメ)を知らなくても好みの機体(モビルスーツ)を選べると思います。
- ガンプラのリアルさは、作ってみると価格なりだと思います。
- 完成品を動かして遊ぶ用途にも適していると思います。
RG(リアルグレード):1/144スケール
下図は、RGのガンダムです。
- 小さな部品がポロリと外れやすく大変でした。
- コアファイターも変形させているうちに壊してしまいました。
- ガンプラとしてのカッコよさやモビルスーツとしての精密さはすごいのですが、私にはスキル不足でした。
図2-2 RG:ガンダム
RGシリーズの特徴を列挙します。
- (PGやMGに比べて圧倒的に)お手頃価格なのにカッコいい。
- 同じ白でも複数の白色を使うなど、モビルスーツのリアルさを感じることができる。
- PGほどではないが、種類が限られる。
- とにかく部品が小さい。
- シール貼りは、難易度と忍耐力と細かさ、先の細いピンセットにようじと綿棒が必須。
- アドバンストフレーム(多重インサート成型のランナー)は、ランナーから切り出すだけで部品が可動し、技術的には素晴らしいと思います。しかし、可動部が固くRGの部品の小ささもあり、ポーズをつけようとすると部品が外れる(ポロリする)など、動かすことが難しい。
MG(マスターグレード):1/100スケール
下図は、MGのシャア専用リック・ドムです。
- ドムが好きで購入しました。
- 武装も大きく迫力満点です。
- 新しいMGのリック・ドムとドムも販売されていますが、残念ながら入手できていません。
図2-3 MG:シャア専用リック・ドム
MGシリーズの特徴を列挙します。
- (HGやRGと比べ)価格は高目になるがカッコいい。
- 内部構造(モビルスーツの内部フレーム)も表現されていて、部品もRGほど小さくないため作りやすい。
- HGやRGの1/144スケールほどではないが種類が多い。
- 可動はよく動き、大きさもあるが動かしやすく、ポーズをつけやすい。
PG(パーフェクトグレード):1/60スケール
下図は、PGのユニコーン・ガンダムです。
- 変形させたり、LEDユニットを組み込んで光らせることもできます。
- 飾るためのスタンドも付属しているのですが、大きすぎて脚部は取り付けていません。
図2-4 PG:ユニコーン・ガンダム(ユニコーン・モード)
PGシリーズの特徴を列挙します。
- ガンプラの最高峰、お値段も最高峰
- パーツ(ランナー)の数量も最高峰
- 実は、部品が大きく組み立てやすい。
- 種類が少ない。最近はユニコーン・ガンダムやガンダム・エクシアなど、LEDキットを組み込んだ本格的な電飾もできる。(当然、コストも上がりますが)
注意点としては、
- PGユニコーン・ガンダムは、LEDを組み込み作業の難易度が高かった。特に関節部と胴体部のケーブル処理が難しく、適当なところで妥協しました。
- LEDユニットにより、完成後の楽しみは増えましたが、内部構造については少々物足りなく感じました。
- とにかく大きいので、完成後の置き場所に困る。PGユニコーン・ガンダムは、この大きさゆえに脚は取り付けていないという現実が・・・。
ガンプラの種類と選び方のポイント
以下、私なりのガンプラの種類と選び方を列挙します。
- ガンダムのモビルスーツとしてのメカニズムが好きならMG(マスターグレード)
- ガンプラの最高峰PG(パーフェクトグレード)は、お値段も最高峰で驚くほどのパーツ数ですが、実は部品が大きく組み立てやすい。
- ガンプラのかっこよさを求めるならRG(リアルグレード)。パーツがとても小さいが、組み立ては難しくはない。
- お手軽に始めるなら、HGやHGUCがお勧め。
私は「ガンプラをそのまま組み立て、シールを貼って完成」ですが、完成品を眺めたり、コレクション(積みプラ)したりと、他にも次のような楽しみ方もあります。
- ヤフオクなどで完成品を購入する。
- いわゆるモデラーにガンプラの組み立てや塗装を委託する。
- 自分で塗装する。塗装も、お手軽なガンダムマーカーから、缶スプレー、スプレーガンを使うなど様々です。
- ガンプラを改造したり、プラパン等で部品を作る、パテで造形など、オリジナルガンプラを作る。
アニメの台詞だったと思うのですが、まさしく「ガンプラは自由だ!」を実感しています。
この記事に出てきたガンプラ
この記事に出てきたガンプラのAmazonのリンクです。
一時ほどではないのですが、人気のガンプラはなかなか手に入りません。ガンプラの販売価格は、プレバン(プレミアムバンダイ)などでご確認することをおすすめします。
お手軽なHG
リアルだけど細かいRG
見えなくなる内部も充実のMG
シャア専用リック・ドムはないみたいなので、通常のリック・ドムです。
新しいMGのドムは、ドムとリック・ドムとが別売です。
意外にも作りやすいPG
通販サイトの使い方は、以下をご参照ください。
まとめ
ガンプラはアニメの種類もその大きさも様々でお値段もピンキリです。
ガンプラに興味をもったら、自分で気に入ったガンプラを選び、取扱説明書(組立図)をみながら作ってみるのが一番よいと考えています。
ここでは、ガンプラの種類と博士好みのガンプラの選び方について、以下の項目で説明しました。
- ガンプラの種類と選び方
- お台場ガンダム立像の感想
- ガンダムの大きさ(アニメでの設定)
- ガンプラの主な種類
- HG(ハイグレード):1/144スケール
- RG(リアルグレード):1/144スケール
- MG(マスターグレード):1/100スケール
- PG(パーフェクトグレード):1/60スケール
- ガンプラの種類と選び方のポイント
- この記事に出てきたガンプラ
- お手軽なHG
- リアルだけど細かいRG
- 見えなくなる内部も充実のMG
- 意外にも作りやすいPG